「多列電動プリント基板分割機」 (株)テクニカル・サポートの戦略

「我が社は理論上不可能なことを実現したのです」と胸を張るのは、

浜松市北区細江町テクノランド内にある(株)テクニカル・サポートの

代表取締役、山本純夫社長です。



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この柔和な表情から分かるように、とても温厚な方です。(#^.^#)



取材している最中も、必要なことを適宜要点をまとめてお話して下さいます。

その短い言葉には山本社長の想いが詰まっており、その目が雄弁に物語っているように

私小吹には感じられました。(^^;;



今回、展示するのは「多列電動プリント基板分割機」です。



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コレがそうです。



プリント基板は、最終工程で人の手で割っているのが現状とのことですが、

「分割機を使用すると、予めV字カットを入れておくことで、

 粉塵も少なく切断面が大変キレイなのです」(山本社長)



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従来型の単列のプリント基板分割機です。

左は手動タイプで、右は電動タイプ。今回の展示会にこれら製品も出展します。



山本社長、今回の一番の売りは「多列電動」ですよね?

このメリットは、何なのでしょうか??



「まず電動のメリットは、プリント基板実装後の省力化・自動化ができる、

 つまり製造ラインに組み込む『インライン化』が可能になったことですね。

 多列のメリットは、見ての通り、沢山の基板を同時に分割できることです」(山本社長)



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例えば、こういうプリント基板を・・・、



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こうやって分割機に通すと、



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この様に、きれいに分割されます。おぉ!(゚o゚;)



切断面がと~ってもキレイなのデス。



もっと抵抗があって音もうるさいのだと私は思い込んでいたのですが、さにあらず。

意外や意外。とても静かで、スッと切れます。



その切れ味の鋭さは、ルパン三世に出てくる石川五右衛門の斬鉄剣を

彷彿させるものがあります。(笑)



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これが、その刃物たちです。



先ほど「不可能を可能にした」というお話でしたが・・・?



「単列だったら刃物が入り込む事によって生じる圧力は左右の板に逃げますが、

 多列だとそうは行きません。刃と刃の間にある板は、両側から刃物の圧力を受けるワケです。

 これを逃がすことは普通は不可能です」(山本社長)



えぇ!(゚o゚;) 一体どんな秘密があるのですか??



「それは申し上げることが出来ませんが(笑)、

 我々はその問題をクリアし製品化まで出来たのです」(山本社長)



ちなみにこの技術、特許出願中だそうです。あぁ、私はその秘密を知りたい!(>_<)/



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これは設定を変更しているところです。



処理速度をここで変える事が出来ます。すごいスピードでサクサク切れます。



「いや~、展示会にサンプルいっぱい持って行かなくちゃ(笑)。

 これじゃすぐになくなっちゃう」(山本社長)



是非、皆さんもこの切れ味を見にブースに来て欲しいですね! (^o^)/



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山本社長(右)と私(左)。



世の中に、この製品の類似品はあるのですか?



「単列はありますが、多列はおそらく日本で初めてだと思いますよ。

 まずはこの展示会などを通じて、この製品の知名度を上げたいのです」(山本社長)



製品導入に当たっては、サンプル機器の事前貸し出しサービスもあります。

しかも製品自体のお値段は、類似製品の1/2程度だそうです。なんと!(゚o゚;)



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左:「山本社長、一緒に展示会を成功させましょう!」

右:恒例の「やったるぞー」のポーズ(笑)。





ふと、取材現場の壁にかかった言葉が私の目に飛び込んできました。



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   四十にして初めて惑い、 五十にして志を立て、

   六十にして事に励み、  七十にして事を成し遂げ、

   八十にしてやっと退く

                          吉川栄治

                          扇谷正造





大事を成すには、これくらいの時間スケールで考えなくてはならないのですね。

自分なんて、まだまだ洟垂れ小僧なんだなぁ・・・! (^^;;



山本社長の目が、優しく笑っていました。